2026年の目黒学院高校ラグビー部は、東京都春季大会3連覇、関東高等学校ラグビー大会Aブロック3位、全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会への出場と、全国レベルの強豪校にふさわしい実績を残している。創部は1959年。花園で全国優勝5回、準優勝5回という輝かしい歴史を持つ伝統校だ。
一方、2025年度の花園ではベスト16に終わり、2026年の全国選抜大会でも初戦を突破できなかった。秋の全国高校ラグビー東京都予選では、10月18日の準々決勝で都立石神井高校を102-0で下し、準決勝進出を決めている。春の都大会での強さを、冬の花園でどこまで発揮できるかが今季最大の焦点だ。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の主な戦績:東京都春季大会3連覇、関東大会Aブロック3位、全国選抜大会出場。
- 伝統と規模:1959年創部。花園優勝5回・準優勝5回、2026年度の部員数は学校公式発表で88人。
- 今後の注目点:秋の東京都予選で準決勝に進出。守備の安定性と全国上位校との接戦を勝ち切る力が、花園での成績を左右する。
【2026年最新戦績】東京都春季大会3連覇、関東Aブロック3位の現在地
2026年度の目黒学院高校ラグビー部を評価するうえで、まず押さえたいのが東京都春季大会の3連覇だ。学校法人目黒学院の公式活動報告によると、チームは春の東京都大会で優勝し、関東大会でもAブロック3位に入った。全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会にも出場しており、東京都内だけでなく関東・全国の舞台で実力を試している。
東京都春季大会の決勝は2026年5月24日、早稲田実業学校との対戦だった。目黒学院は前半を12-20で折り返したものの、後半に21点を奪い、最終スコア33-32で逆転勝利。1点差の接戦を制し、3年連続の東京都春季大会優勝を果たした。
準決勝では東京高校を27-7、準々決勝では本郷高校を59-7で下している。さらに3回戦では早大学院に57-0で勝利した。複数の試合で攻守の力を示したうえで、決勝では劣勢から試合をひっくり返した点が、春の大会を象徴している。
6月の第74回関東高等学校ラグビーフットボール大会では、Aブロックに出場。初戦で國學院大學栃木高校に14-22で敗れたが、3位決定戦では流通経済大学付属柏高校を14-12で破った。東京都の優勝校として強豪が集まるブロックに挑み、最終的に3位で大会を終えている。
秋の全国高校ラグビー東京都予選でも、目黒学院は上位進出を続けている。2026年10月18日の準々決勝では都立石神井高校に102-0で勝利。ラグビー専門メディア「ラグビーリパブリック」の大会報道によると、次の準決勝は11月1日に明治大学付属中野高校と対戦する予定だ。10月24日時点では準決勝前であり、花園出場権はまだ確定していない。
2026年の戦績をまとめると、春の東京都大会では結果を出し、関東大会でも上位を確保した一方、全国選抜大会では初戦敗退を経験した。秋の予選から冬の花園にかけて、全国トップクラスの相手に対抗できるチームへ成長できるかが重要になる。
【試合結果を一覧】2026年の主要大会とスコアを時系列で整理
目黒学院高校ラグビー部の試合結果は、大会ごとに分けて見るとチームの現在地が分かりやすい。学校公式サイト、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部の大会記録、ラグビー専門メディアの試合データをもとに、2026年の主要な結果を整理した。
| 時期・大会 | 対戦相手・結果 | 成績・注目点 |
|---|---|---|
| 2026年1月・第105回花園 | 高川学園に61-0、飯田に115-0、大阪桐蔭に5-20 | 3回戦敗退、ベスト16 |
| 2026年2月・関東新人大会 | 明和県央に29-7、桐蔭学園に12-42、川越東に56-7 | 順位戦で勝利し、全国選抜大会出場を決定 |
| 2026年3月・全国選抜大会 | 大阪桐蔭に0-9、札幌山の手に41-0 | 初戦敗退後、敗者戦で勝利 |
| 2026年5月・東京都春季大会 | 早大学院に57-0、本郷に59-7、東京高校に27-7、早稲田実業に33-32 | 優勝、3連覇達成 |
| 2026年6月・関東大会Aブロック | 國學院栃木に14-22、流通経済大柏に14-12 | Aブロック3位 |
| 2026年10月・全国高校大会東京都予選 | 準々決勝で都立石神井に102-0 | 準決勝進出。11月1日に明大中野と対戦予定 |
この一覧で特に注目したいのは、春季大会決勝の33-32というスコアだ。早稲田実業に前半8点のリードを許しながら、後半に逆転した。勝ち切る力を示した一方、1点差にまで追い込まれた試合展開は、試合運びや終盤の判断に改善の余地があることも示している。
関東大会では、初戦で國學院栃木に8点差で敗れた後、3位決定戦を2点差で制した。相手の強さに直面して敗戦を経験しながら、次の試合で立て直した点は評価できる。全国選抜大会では大阪桐蔭に9点差で敗れており、全国上位校との対戦では、得点機会を確実にものにする力が課題として残った。
なお、全国選抜大会の結果と秋の東京都予選の結果は、別の大会として扱う必要がある。選抜大会への出場は春の全国大会での挑戦を意味し、花園出場は秋の都道府県予選を勝ち抜いて得るものだ。2026年10月24日時点で、目黒学院は秋の予選準決勝を控えている。
【メンバー・部員数】共同主将と注目選手、学年別の人数を紹介
目黒学院高校ラグビー部は、2026年度の学校公式情報によると、1年生30人、2年生30人、3年生28人の計88人で活動している。学年ごとの人数に大きな偏りがなく、各学年に一定の選手層がある構成だ。全国大会を目指すチームにとって、試合に出る選手だけでなく、交代選手や練習で競争する部員の層も重要になる。
2026年6月の関東大会に関する学校公式報告では、共同キャプテン3人として伊藤琉真、村田葵、須川大輝がコメントを寄せている。選手データでは、伊藤はCTB(センター)、村田はHO(フッカー)、須川はSO(スタンドオフ)として登録されている。フォワードとバックスの双方にリーダーがいることは、試合中の意思疎通や戦術の共有という面でも注目したい。
もう一人の注目選手が、フォノヘマ・シオネだ。2026年8月の「ラグビーリパブリック」の報道では、3年生のナンバーエイトで、身長180センチ、体重110キロ。高校日本代表候補にも選ばれた選手として紹介されている。フィジカルを生かした突破や接点での強さは、チームの攻撃を支える要素になる。
一方、選手名簿に載っていることと、公式戦の先発メンバーに選ばれることは同じではない。ラグビーはポジションごとの役割が異なり、相手チームや試合展開によって起用される選手も変わる。特定の選手だけでチームを評価するのではなく、フォワードのセットプレー、バックスの展開力、守備時の連携を合わせて見ることが重要だ。
2026年の春から夏にかけては、共同主将を中心としたチームづくりが進んだ。秋以降は、3年生の経験を生かしながら、1・2年生がどこまで試合に絡めるかも焦点となる。全国大会の連戦を戦うには、主力の力だけでなく、選手層全体の底上げが欠かせない。
【花園の歴代成績】全国優勝5回の伝統と、最後の優勝から続く挑戦
目黒学院高校ラグビー部の歴史は、1959年(昭和34年)の創部にさかのぼる。学校公式サイトは全国大会24回出場、優勝5回、準優勝5回、ベスト4が2回、ベスト8が2回という実績を掲載している。ラグビー専門メディアの歴史記事でも、花園での優勝5回、準優勝5回が紹介されており、全国高校ラグビー界を代表する伝統校の一つとして位置づけられている。
歴史を語るうえで重要なのは、全国優勝を5回経験していることと、現在のチームが同じ実力を持つことを混同しないことだ。目黒学院が最後に花園で全国優勝したのは1979年度の第59回大会。最後に決勝へ進んだのは1982年度の第62回大会で、國學院久我山との決勝に敗れた。その後は8強が最高成績と報じられている。
つまり、目黒学院には全国優勝の歴史がある一方、現在のチームが目指しているのは、過去の実績を繰り返すことだけではない。全国大会の舞台で勝ち上がり、決勝進出や優勝に届く競争力を取り戻すことだ。学校が掲げる「覚悟・感謝・誇り」というスローガンも、全国制覇を目指す長期的な目標と結びついている。
近年の花園での成績を見ても、全国上位への道のりは簡単ではない。2024年1月に終了した第103回大会では、若狭東・敦賀工業に62-7、静岡聖光学院に55-5で勝ったものの、3回戦で佐賀工業に14-45で敗れた。続く第105回大会、つまり2025年末から2026年初頭にかけて開催された大会でも、3回戦で大阪桐蔭に5-20で敗れ、ベスト16に終わっている。
2025年度の花園では、1回戦で高川学園を61-0、2回戦で飯田を115-0で破った。大差で勝ち上がった一方、3回戦では全国上位の大阪桐蔭に敗れた。この結果は、都大会での圧倒的な得点力が、そのまま全国大会での勝利を保証するわけではないことを示している。
花園での歴代成績を見る際には、全国優勝5回という歴史的な実績、直近の出場回数、最近の大会での勝ち上がり方を分けて評価したい。目黒学院の強さは確かだが、2026年のチームが次の歴史を作れるかどうかは、これからの試合結果で判断する必要がある。
【強豪校としての実力】守備力、接戦への対応、全国上位との差
目黒学院高校ラグビー部の実力を評価する際、東京都大会の優勝回数だけでなく、関東大会Aブロックでの結果と全国大会での戦い方を合わせて見る必要がある。2024年度、2025年度、2026年度はいずれも東京都春季大会で優勝し、関東大会Aブロックでは3位となった。都内では優勝を狙える力を継続して示している一方、関東の上位校が集まる舞台では、優勝まであと一歩の位置にいる。
2026年の春季大会決勝で見せた33-32の逆転勝利は、目黒学院の粘り強さを象徴する試合だった。前半にリードを許しても、後半に修正して得点を重ね、最後まで勝負を諦めなかった。関東大会の3位決定戦でも、流通経済大柏に前半0-7とリードされた後、後半に14点を奪って逆転している。苦しい展開から立て直す力は、チームの武器の一つだ。
一方、2026年8月の「ラグビーリパブリック」の取材記事では、夏の関西遠征で東海大学付属大阪仰星に0-61、京都成章に21-24、関西大学北陽に31-49と3連敗したことも報じられた。春の東京都大会で優勝しても、全国の強豪校と対戦すると異なる課題が浮かび上がる。全国トップクラスに対抗するためには、得点力だけでなく、相手の攻撃を止める守備の精度や試合中の判断力を磨く必要がある。
同記事で竹内圭介監督は、目黒学院の戦い方について、守備で強くプレッシャーをかけ、少ない好機を確実に得点へつなげる考えを語っている。これは、相手と得点を取り合うだけではなく、守備から試合の流れを引き寄せるラグビーを重視していることを示す。全国上位校との対戦では、一つの反則やタックルの遅れが試合の流れを変えるため、基本プレーの精度が重要になる。
また、部員数が88人いることは、選手層の厚さという強みにつながる一方、全員の力を試合で生かすことは簡単ではない。ラグビーリパブリックの2026年6月の関東大会報道では、監督が試合に出る選手とそうでない選手の差を埋め、チーム全体の底上げを課題として挙げていた。全国大会の連戦では、先発メンバーの力だけでなく、交代選手を含めた総合力が問われる。
【プロの結論】目黒学院の実力は「都大会の強さ」と「全国で勝ち切る力」を分けて見る
目黒学院を強豪校として評価するなら、判断基準は三つある。第一に、東京都春季大会3連覇に代表される、都内で優勝を争う安定した力。第二に、関東大会Aブロックで3位に入る競争力。第三に、花園や全国選抜大会で全国上位校を相手に勝ち上がる力だ。
2026年は第一、第二の基準を満たす結果を残した一方、全国選抜大会では大阪桐蔭に0-9、花園では前回大会の3回戦で大阪桐蔭に5-20と敗れている。全国大会でさらに上を目指すには、守備の粘りを得点へ結びつけ、接戦を勝利に変える再現性を高められるかが焦点となる。伝統や部員数だけでなく、実際の試合で課題を修正できるかどうかが、今後の評価を左右する。
【練習・活動内容・進路】週6日の活動と卒業後の進学先
目黒学院高校ラグビー部は、学校公式サイトによると月曜日を除く週6日、火曜日から日曜日まで活動している。練習場所は校内外のグラウンド、校庭、ウエイトトレーニングルームなど。主な活動内容は、グラウンドでの技術習得とウエイトトレーニングだ。
ラグビーでは、スクラムやラインアウトなどのセットプレー、タックルやブレイクダウンでの接点、パスやキックを使った攻撃など、多様な技術が求められる。目黒学院が重視する守備の強さを試合で発揮するためにも、個々の技術に加えて、選手同士の連携や状況判断を繰り返し鍛える必要がある。ウエイトトレーニングは、接点で当たり負けしない身体づくりを支える要素となる。
また、夏の関西遠征や合宿など、普段とは異なる環境で強豪校と対戦する機会も設けられている。2026年8月のラグビーリパブリックの記事では、新潟の妙高や長野の菅平で夏合宿を行うことが紹介された。強豪校との実戦で課題を見つけ、その後の練習で修正するサイクルが、秋から冬の大会に向けたチーム強化につながる。
卒業後の進路については、ラグビーを続けて大学へ進学する選手もいる。2026年1月のスポニチアネックスの報道では、前年度の3年生だったロケティ・ブルースネオルが、卒業後に東洋大学へ進学する予定と伝えられた。高校時代の活躍を大学ラグビーへつなげる進路の一例だ。
ただし、卒業後の進学先は年度や選手によって異なり、ラグビー部員全員が同じ大学や競技環境に進むわけではない。進路を調べる場合は、本人の進学発表や大学側の新入部員情報など、選手ごとの公表情報を確認することが大切だ。現役の3年生については、2026年10月時点で今後の進路が確定しているとは限らない。
中学生や保護者が入部を検討する場合、目黒学院のラグビー部は週6日の活動とトレーニングを基本とする、競技への取り組みが本格的な環境だ。全国大会を目指して高いレベルで競技を続けたい人には魅力がある一方、学校生活との両立や日々の練習への継続的な参加を考慮し、学校説明会や部活動の見学などで活動内容を確かめたい。
【目黒学院高校ラグビー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:目黒学院高校ラグビー部の2026年最新戦績は?
A1:2026年度は東京都春季大会で3連覇を達成し、関東高等学校ラグビー大会Aブロックで3位、全国選抜大会にも出場しました。秋の東京都予選では10月18日の準々決勝で都立石神井高校を102-0で下し、準決勝に進出しています。11月1日の明治大学付属中野高校戦は、10月24日時点で今後の予定です。
Q2:目黒学院高校ラグビー部の部員数は何人?
A2:学校公式サイトの2026年度情報では、1年生30人、2年生30人、3年生28人の合計88人です。学年別の人数や選手名簿は年度によって変わるため、最新の情報は学校公式の部活動紹介で確認できます。
Q3:目黒学院高校ラグビー部は花園で何回優勝している?
A3:花園の全国優勝は5回、準優勝も5回です。最後の優勝は1979年度の第59回大会で、最後の決勝進出は1982年度の第62回大会でした。直近の第105回大会では3回戦まで進み、ベスト16となっています。
まとめ:目黒学院高校ラグビー部の現在地と花園への注目ポイント
目黒学院高校ラグビー部は、1959年創部の伝統を持ち、花園で全国優勝5回、準優勝5回を誇る強豪校だ。2026年も東京都春季大会3連覇、関東大会Aブロック3位、全国選抜大会出場という結果を残し、都内での安定した強さを示した。秋の東京都予選でも準決勝へ進出している。
今後の最大の焦点は、秋の予選を勝ち抜いて花園出場権を獲得できるか、そして全国大会でどこまで勝ち進めるかだ。春の都大会では逆転勝利を収めた一方、全国選抜大会や関東大会では強豪校に敗れる経験もした。守備の精度、接戦での判断、選手層全体の底上げが、全国上位へ近づくための鍵になる。
目黒学院の実力を見極める際は、歴代の優勝回数だけでなく、最新の試合結果、対戦相手のレベル、試合展開、秋から冬にかけての成長を総合的に確認したい。伝統校が再び全国制覇を目指す歩みは、2026年の花園予選から冬の全国大会にかけても注目を集めそうだ。 (出典: 目黒 学院 高校 ラグビー(Yahoo!ニュース))