ラグビーワールドカップ2023の決勝トーナメントは、開催国フランスの敗退、優勝候補アイルランドの準々決勝敗退、そして南アフリカ代表の劇的な連覇によって、最後まで目の離せない展開となりました。2023年9月8日から10月28日までフランスで開催された第10回大会では、南アフリカがニュージーランドとの決勝を12対11で制し、史上初となる男子大会4度目の優勝を達成しました。
この記事では、ラグビーワールドカップ2023の決勝トーナメント表、組み合わせ一覧、準々決勝・準決勝の対戦カードと結果、決勝戦の日程とスコアを整理します。日本代表がベスト8に進めなかった理由や、南アフリカが優勝にたどり着いた道のりまで、2026年に振り返っても大会の全体像を把握できるように解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 決勝の結果:2023年10月28日、南アフリカがニュージーランドを12対11で破り、2大会連続4度目の優勝を達成。
- 決勝トーナメントの注目点:開催国フランスは準々決勝で南アフリカに28対29で敗退。アイルランドもニュージーランドに24対28で敗れた。
- 日本代表の結果:プールDで3位となり、アルゼンチンに27対39で敗れて準々決勝進出を逃した。
【決勝トーナメント表】準々決勝から決勝までの組み合わせと結果
ラグビーワールドカップ2023の決勝トーナメントには、4つのプールからそれぞれ上位2チーム、合計8チームが進出しました。準々決勝からは負ければ敗退するノックアウト方式です。勝ち上がった4チームが準決勝に進み、さらに勝者同士が決勝で優勝を争いました。
大会の公式記録に基づく決勝トーナメント表は、次のとおりです。
【準々決勝:2023年10月14日・15日】
- ウェールズ 17-29 アルゼンチン → アルゼンチンが準決勝進出
- アイルランド 24-28 ニュージーランド → ニュージーランドが準決勝進出
- イングランド 30-24 フィジー → イングランドが準決勝進出
- フランス 28-29 南アフリカ → 南アフリカが準決勝進出
【準決勝:2023年10月20日・21日】
- アルゼンチン 6-44 ニュージーランド → ニュージーランドが決勝進出
- イングランド 15-16 南アフリカ → 南アフリカが決勝進出
【3位決定戦:2023年10月27日】
- イングランド 26-23 アルゼンチン → イングランドが3位
【決勝:2023年10月28日】
- ニュージーランド 11-12 南アフリカ → 南アフリカが優勝
組み合わせを追ううえで押さえたいのは、南アフリカが準々決勝で開催国フランス、準決勝でイングランド、決勝でニュージーランドを破った点です。3試合はいずれも1点差以内の接戦でした。対するニュージーランドは、準々決勝で当時世界ランキング1位だったアイルランドを退け、準決勝ではアルゼンチンに大勝して決勝へ進みました。
【日程一覧】フランス大会の準々決勝・準決勝・決勝を時系列で整理
ラグビーワールドカップ2023の開催期間は、2023年9月8日から10月28日までです。開催地はフランスで、決勝を含む大会終盤の主要試合はパリ近郊サン=ドニのスタッド・ド・フランスで行われました。準々決勝は10月14日と15日、準決勝は10月20日と21日に開催されています。
ラグビーワールドカップ2023の決勝トーナメント日程と全試合結果を、ラウンドごとにまとめました。
| ラウンド | 日程 | 対戦カード・結果 | 勝者・順位 |
|---|---|---|---|
| 準々決勝 | 10月14日 | ウェールズ 17-29 アルゼンチン | アルゼンチン |
| 準々決勝 | 10月14日 | アイルランド 24-28 ニュージーランド | ニュージーランド |
| 準々決勝 | 10月15日 | イングランド 30-24 フィジー | イングランド |
| 準々決勝 | 10月15日 | フランス 28-29 南アフリカ | 南アフリカ |
| 準決勝 | 10月20日 | アルゼンチン 6-44 ニュージーランド | ニュージーランド |
| 準決勝 | 10月21日 | イングランド 15-16 南アフリカ | 南アフリカ |
| 3位決定戦 | 10月27日 | イングランド 26-23 アルゼンチン | イングランド(3位) |
| 決勝 | 10月28日 | ニュージーランド 11-12 南アフリカ | 南アフリカ(優勝) |
試合日程を確認する際は、フランス現地の日付と日本時間の日付を混同しないことも大切です。特に日本では、フランスで夜に行われた試合が翌日の早朝に放送・配信される場合があります。過去の試合を検索するときは、日付だけでなく対戦国とスコアも併せて確認すると、記録を取り違えにくくなります。
なお、3位決定戦は決勝進出を逃したチーム同士が3位の座を争う試合です。優勝チームを決める決勝トーナメントの流れを把握する際にも、準決勝の敗者が決勝ではなく3位決定戦に進む仕組みを理解しておくと、対戦カードが整理しやすくなります。
【決勝トーナメント進出条件】プール戦の順位はどう決まったのか
2023年大会には20チームが参加し、AからDまでの4つのプールに5チームずつ振り分けられました。各チームはプール内の4チームと総当たり戦を行い、最終順位が決定します。各プールの1位と2位、合計8チームが準々決勝に進出する方式でした。
ワールドラグビーが公表した大会規則では、勝利に4ポイント、引き分けに2ポイントが与えられ、所定の条件を満たした場合にはボーナスポイントも加算されます。ボーナスポイントの対象となるのは、1試合で4トライ以上を挙げた場合、または7点差以内で敗れた場合です。敗戦でもボーナスポイントを獲得できるため、最終戦まで勝ち点や順位が動く可能性がありました。
勝ち点が並んだ場合には、大会規則に定められた順位決定基準が適用されます。2チームが同勝ち点となった場合、まず当該チーム同士の直接対決の結果が順位を左右し、その後も必要に応じて得失点差やトライ数などの基準が用いられます。
各プールの最終順位と、準々決勝に進んだチームは次のとおりです。
- プールA:フランス、ニュージーランド
- プールB:アイルランド、南アフリカ
- プールC:ウェールズ、フィジー
- プールD:イングランド、アルゼンチン
準々決勝の組み合わせは、同じプールのチーム同士がすぐに対戦しないよう、各プールの1位と別のプールの2位を組み合わせる方式でした。具体的には、プールCの1位とプールDの2位、プールBの1位とプールAの2位、プールDの1位とプールCの2位、プールAの1位とプールBの2位が対戦しています。
この仕組みを理解しておくと、なぜプールBを制したアイルランドがニュージーランドと対戦し、プールAを制したフランスが南アフリカと対戦したのかも分かります。プール戦の順位は単なる予選成績ではなく、決勝までの対戦経路を左右する重要な要素だったのです。
【日本代表の結果】アルゼンチン戦が決勝トーナメント進出を左右した
日本代表はプールDに入り、イングランド、アルゼンチン、サモア、チリと対戦しました。前回の2019年大会では初めて準々決勝に進出していたため、フランス大会でもベスト8入りへの期待が集まりました。しかし、最終順位はプールDの3位。準々決勝進出はなりませんでした。
日本代表のプール戦4試合の結果は、次のとおりです。
- 2023年9月10日:日本 42-12 チリ(勝利)
- 2023年9月17日:日本 12-34 イングランド(敗戦)
- 2023年9月28日:日本 28-22 サモア(勝利)
- 2023年10月8日:日本 27-39 アルゼンチン(敗戦)
チリ戦で白星を挙げた日本は、サモア戦でも勝利し、準々決勝進出の可能性を最終戦まで残しました。ところが、10月8日のアルゼンチン戦では27対39で敗戦。アルゼンチンがプールDの2位を確保し、日本は3位で大会を終えました。
ワールドラグビーの大会記録でも、アルゼンチンはこの勝利によって準々決勝進出を決めたとされています。日本にとっては、勝てばベスト8入りが見える重要な直接対決でしたが、相手の得点力を抑えきれませんでした。
ただし、結果だけで日本代表の大会全体を評価するのは適切ではありません。2勝を挙げ、サモアとの接戦を制した一方、イングランドとアルゼンチンという強豪との対戦では課題も残りました。大会後の振り返りでは、勝敗に加え、攻守の安定性や強豪国を相手にした試合運びを検討することが重要です。
なお、日本代表が準々決勝に進出できなかった理由は、プールDで3位に終わったことです。決勝トーナメントは各プールの上位2チームに限られており、他のプールの3位チームと成績を比較して進出できる仕組みではありませんでした。
【南アフリカ代表が優勝】決勝戦12対11の激闘と連覇の意味
2023年10月28日にスタッド・ド・フランスで行われた決勝は、南アフリカ対ニュージーランドという、男子ラグビーを代表する強豪同士の対戦でした。試合は南アフリカが12対11で勝利。1点差の決着により、南アフリカは2019年大会に続く連覇を達成しました。
ワールドラグビーの公式試合記録によると、南アフリカはハンドレ・ポラードのペナルティゴール4本で12点を獲得しました。ニュージーランドはリッチー・モウンガのペナルティゴール2本と、ボーデン・バレットのトライによる得点を積み上げましたが、最後まで逆転には至りませんでした。
試合を大きく左右した出来事の一つが、ニュージーランド主将サム・ケインの退場です。危険なタックルによりレッドカードを受け、決勝の重要な局面でニュージーランドは14人で戦うことになりました。ニュージーランドは後半に反撃し、1点差まで迫りましたが、南アフリカがリードを守り切りました。
南アフリカの優勝までの道のりを振り返ると、勝負どころでの僅差の試合を制し続けたことが際立ちます。
- 準々決勝:開催国フランスに29対28で勝利。
- 準決勝:イングランドに16対15で勝利。
- 決勝:ニュージーランドに12対11で勝利。
3試合とも相手との点差はわずか1点でした。大差で勝ち上がったニュージーランドとは対照的に、南アフリカは最後まで競り合う試合を重ねながら頂点に立ちました。決勝トーナメントでは、得点力だけでなく、接戦でリードを守る力や、相手の反撃に対応する力も勝敗を左右します。
この結果、南アフリカは1995年、2007年、2019年に続く4度目の優勝を達成しました。男子ラグビーワールドカップで4度の優勝を記録した国は、2023年大会終了時点で南アフリカだけです。2大会連続の優勝という実績も加わり、フランス大会は南アフリカの強さを象徴する大会となりました。
【歴代優勝国とプロの結論】2023年大会から読み解く勝ち上がりの条件
ラグビーワールドカップの歴代優勝国を振り返ると、2023年大会終了時点で優勝経験があるのは南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、イングランドの4カ国です。それぞれの優勝年は以下のとおりです。
- 南アフリカ:1995年、2007年、2019年、2023年
- ニュージーランド:1987年、2011年、2015年
- オーストラリア:1991年、1999年
- イングランド:2003年
2023年の南アフリカは、過去の優勝実績を更新する4度目の世界一に到達しました。一方、ニュージーランドは3度の優勝を誇り、フランス大会でも決勝まで進出しています。両国が決勝で対戦したこと自体、長年にわたる男子ラグビーの強豪国同士の競争を象徴しています。
【プロの結論】ラグビーワールドカップの決勝トーナメントを読み解く際には、プール戦の順位、準々決勝の組み合わせ、そして勝ち上がりの過程を分けて確認することが重要です。優勝候補とされるチームであっても、準々決勝で敗れればその時点で大会を去ります。2023年大会のフランスとアイルランドは、その厳しさを示す結果となりました。
また、南アフリカの連覇から分かるのは、決勝トーナメントでは単純な得点差だけでは測れない競争力が求められるという点です。準々決勝から決勝まで3試合連続で1点差の勝利を収めた事実は、接戦で勝ち切ることの重要性を端的に示しています。
大会結果を比較する際には、次の3点を基準にすると理解が深まります。第一に、プール戦でどの順位を獲得したか。第二に、決勝トーナメントでどの強豪と対戦したか。第三に、接戦や大差の試合でどのような結果を残したかです。この3つを追えば、最終順位だけでは見えにくい各国の戦い方や大会の構図を把握できます。
【ラグビーワールドカップ2023決勝トーナメントの組み合わせ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ラグビーワールドカップ2023の決勝トーナメントはいつ開催されましたか?
A1:準々決勝は2023年10月14日・15日、準決勝は10月20日・21日、3位決定戦は10月27日、決勝は10月28日に開催されました。大会全体の開催期間は9月8日から10月28日までです。
Q2:ラグビーワールドカップ2023の準々決勝の組み合わせと結果は?
A2:ウェールズ対アルゼンチンは17対29、アイルランド対ニュージーランドは24対28、イングランド対フィジーは30対24、フランス対南アフリカは28対29でした。勝ち上がったのはアルゼンチン、ニュージーランド、イングランド、南アフリカです。
Q3:ラグビーワールドカップ2023の準決勝の対戦カードと結果は?
A3:10月20日はアルゼンチン対ニュージーランドで、ニュージーランドが44対6で勝利しました。10月21日はイングランド対南アフリカで、南アフリカが16対15で勝ち、決勝へ進出しました。
Q4:ラグビーワールドカップ2023の決勝戦は何対何でしたか?
A4:2023年10月28日の決勝は、南アフリカがニュージーランドを12対11で破りました。この勝利で南アフリカは2大会連続4度目の優勝を達成しました。
Q5:日本代表はなぜ決勝トーナメントに進出できなかったのですか?
A5:日本代表はプールDで2勝2敗の成績を残しましたが、最終戦でアルゼンチンに27対39で敗れ、プール3位となりました。各プールの上位2チームだけが準々決勝に進出する規則だったため、日本代表は決勝トーナメントに進めませんでした。
Q6:南アフリカはラグビーワールドカップで何回優勝していますか?
A6:2023年大会終了時点で4回です。優勝年は1995年、2007年、2019年、2023年で、2019年と2023年は2大会連続の優勝でした。
まとめ:決勝トーナメント表から大会全体の流れを把握する
ラグビーワールドカップ2023は、2023年9月8日から10月28日までフランスで開催された第10回大会です。決勝トーナメントでは、アイルランドや開催国フランスが準々決勝で敗退する一方、ニュージーランドと南アフリカが決勝に進出しました。
最後に頂点へ立ったのは、ニュージーランドを12対11で破った南アフリカです。準々決勝のフランス戦、準決勝のイングランド戦、決勝のニュージーランド戦をすべて1点差で制し、2大会連続4度目の優勝を果たしました。
日本代表はプールDで3位となり、準々決勝進出を逃しましたが、チリとサモアに勝利し、最終戦までベスト8入りを争いました。大会の組み合わせと結果を正しく理解するには、最終順位だけでなく、プール戦の進出条件や各ラウンドの対戦経路を合わせて見ることが欠かせません。
2026年に2023年フランス大会を振り返る際も、準々決勝から決勝までのスコアを順番に追うことで、南アフリカの連覇がどれほど厳しい勝ち上がりの末に実現したのか、そして日本代表がどこで決勝トーナメント進出を逃したのかを明確に把握できます。 (出典: ラグビーワールドカップ2023 組み合わせ 決勝トーナメント(Yahoo!ニュース))