メジャーリーグ(MLB)の通算本塁打ランキングで、歴代最多記録を保持しているのはバリー・ボンズの762本です。2位はハンク・アーロンの755本、3位はベーブ・ルースの714本。700本を超えた打者は、野球史に名を刻むごく限られた選手たちです。
一方、日本人メジャーリーガーの通算本塁打記録も大きく動いています。大谷翔平は2024年4月に松井秀喜の175本を上回り、2026年レギュラーシーズン終了時点でメジャー通算310本に到達しました。イチローの117本を含めた歴代の記録を比較すると、長距離打者としての特徴や、MLB通算と日米通算の違いも見えてきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代最多記録:バリー・ボンズが762本で歴代1位。ハンク・アーロン755本、ベーブ・ルース714本が続く。
- 日本人選手の記録:2026年シーズン終了時点で大谷翔平が310本、松井秀喜が175本、イチローが117本。
- 記録を比較する際の注意点:MLB通算はメジャーでの公式戦成績。日本時代の本塁打を加えた日米通算とは区別する必要がある。
【2026年最新】メジャー通算本塁打ランキング歴代トップ28
MLBの歴代本塁打ランキングを確認すると、700本以上を記録した選手は4人、500本以上を記録した選手は28人です。2026年10月24日時点でも、歴代最多記録はバリー・ボンズの762本となっています。
以下は、MLB.comの公式通算打撃成績などで確認できるレギュラーシーズンの記録をもとにした、500本塁打クラブ全28選手の一覧です。同本数の選手は同順位として掲載しています。
| 順位 | 選手名 | MLB通算本塁打 |
|---|---|---|
| 1位 | バリー・ボンズ | 762本 |
| 2位 | ハンク・アーロン | 755本 |
| 3位 | ベーブ・ルース | 714本 |
| 4位 | アルバート・プホルス | 703本 |
| 5位 | アレックス・ロドリゲス | 696本 |
| 6位 | ウィリー・メイズ | 660本 |
| 7位 | ケン・グリフィー・ジュニア | 630本 |
| 8位 | ジム・トーミ | 612本 |
| 9位 | サミー・ソーサ | 609本 |
| 10位 | フランク・ロビンソン | 586本 |
| 11位 | マーク・マグワイア | 583本 |
| 12位 | ハーモン・キルブリュー | 573本 |
| 13位 | ラファエル・パルメイロ | 569本 |
| 14位 | レジー・ジャクソン | 563本 |
| 15位 | マニー・ラミレス | 555本 |
| 16位 | マイク・シュミット | 548本 |
| 17位 | デビッド・オルティス | 541本 |
| 18位 | ミッキー・マントル | 536本 |
| 19位 | ジミー・フォックス | 534本 |
| 20位 | ウィリー・マッコビー | 521本 |
| 20位 | フランク・トーマス | 521本 |
| 20位 | テッド・ウィリアムズ | 521本 |
| 23位 | エディ・マシューズ | 512本 |
| 23位 | アーニー・バンクス | 512本 |
| 25位 | ミゲル・カブレラ | 511本 |
| 25位 | メル・オット | 511本 |
| 27位 | ゲイリー・シェフィールド | 509本 |
| 28位 | エディ・マレー | 504本 |
ランキングの上位には、異なる時代を代表する強打者が並びます。現役を引退した選手が中心で、最後に500本塁打クラブ入りを果たしたのは、2021年に通算500号を達成したミゲル・カブレラです。
なお、Sports Data MuseumのMLB通算本塁打記録ページも、歴代記録を確認する際の代表的な資料です。同ページの掲載基準は2025年シーズン終了時点であり、2026年の現役選手の成績を調べる場合は、MLB公式の最新通算成績と併せて確認する必要があります。
【歴代最多の核心】ボンズ762本、アーロン755本、ルース714本
MLB歴代本塁打ランキングの頂点に立つのは、バリー・ボンズです。1986年から2007年までプレーし、通算762本を記録しました。2位のハンク・アーロンとの差は7本です。
ただし、3人の記録は単純に本数だけで評価するのではなく、選手が活躍した時代や打撃スタイルも踏まえて見る必要があります。
1位:バリー・ボンズ(762本)
ボンズは2001年にシーズン73本塁打を記録し、MLBのシーズン最多本塁打記録も保持しています。通算本塁打とシーズン本塁打の両面で、歴史的な数字を残した打者です。一方、薬物使用をめぐる問題も選手評価を考える際の論点となっています。通算記録上の順位と、選手としての評価は分けて考える必要があります。
2位:ハンク・アーロン(755本)
アーロンは1954年から1976年までプレーし、長期間にわたって本塁打を積み重ねました。MLB公式の記録紹介では、フルシーズンに20本以上を放ったシーズンの多さも特筆されています。突出した単年成績だけでなく、長く高い水準を維持することが通算記録につながった代表例です。
3位:ベーブ・ルース(714本)
ルースは1929年に通算500本塁打を達成した、500本塁打クラブ最初のメンバーです。1914年から1935年までのキャリアで714本を記録しました。投手から打者として歴史的な強打者へ転身したことでも知られ、本塁打を野球の主要な見どころとして定着させた存在の一人です。
4位:アルバート・プホルス(703本)
プホルスは2001年にメジャーデビューし、2022年の引退までに703本を記録しました。現代の選手として700本の大台を突破した実績は、長いキャリアと打撃技術の両方が通算記録に影響することを示しています。
この4人に続くのが、696本のアレックス・ロドリゲス、660本のウィリー・メイズです。700本という節目は、長年にわたりトップクラスの打力を維持しなければ到達できない領域だと分かります。
【500本塁打クラブ】達成者一覧から分かる記録の重み
500本塁打クラブは、MLBでレギュラーシーズン通算500本以上を記録した選手の呼称です。正式な賞の名前ではありませんが、長い歴史を持つメジャーリーグでも、達成者は2026年時点で28人に限られています。
500本という数字は、単年の爆発力だけでは到達できません。例えば、1シーズン40本を10年間続けても400本です。実際には故障による欠場や不調の年もあり、500本を達成するには、継続した長打力と十分な出場機会が求められます。
また、500本塁打クラブの顔ぶれを見ると、700本以上を記録した選手から、500本台前半でキャリアを終えた選手まで幅があります。到達までの年数、打数、シーズンごとの本塁打数は選手によって異なり、通算本数だけでは打撃の特徴を完全には比較できません。
日本人選手にとっても500本は大きな目標です。大谷翔平は2026年終了時点でMLB通算310本。今後も現役を続けて本数を伸ばせる可能性はありますが、500本到達を確定的に予測することはできません。残り190本という数字に加え、今後の出場試合数やシーズンごとの生産力を見ていく必要があります。
【日本人ランキング】大谷翔平・松井秀喜・イチローの通算本塁打を比較
日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングでは、大谷翔平がトップです。MLB公式の通算成績によると、2026年レギュラーシーズン終了時点の大谷は310本。松井秀喜の175本、イチローの117本を大きく上回っています。
1位:大谷翔平(310本)
大谷は2018年にメジャーデビュー。2024年4月に松井の175本を抜き、日本人選手のMLB通算本塁打単独最多記録を更新しました。2026年シーズンは30本を追加し、通算310本に到達しています。打者としての長打力に加え、投手としても実績を持つ点が、ほかの日本人打者との大きな違いです。
2位:松井秀喜(175本)
松井は2003年から2012年までMLBでプレーし、10シーズンで175本塁打、760打点を記録しました。2009年にはニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献し、シリーズMVPに選出されています。日本時代に積み重ねた実績に加え、メジャーでも中軸打者として本塁打を量産した選手です。
3位:イチロー(117本)
イチローのMLB通算本塁打は117本です。2001年から2019年までプレーし、通算3089安打、打率.311を記録しました。歴代の強打者と比較すると本塁打数は控えめですが、安打数や盗塁数など、別の指標で非常に優れた実績を残しています。通算本塁打の順位だけで打者としての価値を判断できないことを示す好例です。
3人の本塁打率を比較するため、MLB通算打数を本塁打数で割ると、次のようになります。
- 大谷翔平:4253打数、310本塁打。1本塁打あたり約13.72打数。
- 松井秀喜:4442打数、175本塁打。1本塁打あたり約25.38打数。
- イチロー:9934打数、117本塁打。1本塁打あたり約84.91打数。
本塁打率は、打数を本塁打数で割った指標です。数値が小さいほど、少ない打数で本塁打を打っていることになります。この比較では、大谷が本塁打を生み出す頻度で際立っていることが分かります。ただし、打者としての総合評価には、安打、出塁率、打点、守備、走塁なども必要です。
【MLB通算と日米通算】数字が変わる理由と正しい見方
検索時に混同しやすいのが、MLB通算本塁打と日米通算本塁打の違いです。MLB通算はメジャーリーグで記録した本塁打だけを数えます。一方、日米通算は日本のプロ野球とMLBのレギュラーシーズンの成績を合算した数字です。
3人の日本時代の本塁打数を加えると、参考値として次のようになります。
- 大谷翔平:日本時代48本+MLB310本=日米通算358本。
- 松井秀喜:日本時代332本+MLB175本=日米通算507本。
- イチロー:日本時代118本+MLB117本=日米通算235本。
この数字から、松井は日米通算で500本を超えている一方、MLBだけのランキングでは175本となることが分かります。大谷はMLB通算では松井を大きく上回っていますが、日米通算の本塁打数では、現時点で松井の数字に届いていません。
ただし、日米通算は異なるリーグの成績を合算した参考指標です。投手のレベル、球場の広さ、試合数、打者を取り巻く環境などが異なるため、単純に合計した本数をMLB公式ランキングの順位と同じように扱うことはできません。
また、ポストシーズンの本塁打も区別が必要です。MLBの通算レギュラーシーズン記録には、プレーオフやワールドシリーズでの本塁打は含まれません。大谷の2026年終了時点のレギュラーシーズン通算310本と、ポストシーズンの成績は別々に集計されます。
歴代記録を調べる際は、MLB公式の通算記録、Sports Data Museumの記録ページ、NPB公式の歴代通算記録など、対象となるリーグと集計期間が明確な資料を使うと、数字の食い違いを避けやすくなります。
【プロの結論】通算本塁打ランキングを読み解く3つの視点
通算本塁打の順位を正しく理解するには、単に数字の大きさを比べるだけでは不十分です。歴代最多記録を調べる読者も、日本人選手の成長を追うファンも、次の3点を意識すると記録の意味が見えてきます。
1.通算本数と年間の本塁打数を分けて見る
通算本数は、長打力とキャリアの長さの両方が反映される指標です。一方、シーズン本塁打数は、その年にどれだけ打ったかを示します。ボンズの通算762本とシーズン73本は、それぞれ異なる種類の記録です。現役選手の将来性を考える場合も、通算本数だけでなく、直近のシーズン成績や出場試合数を確認する必要があります。
2.本塁打率と打数を組み合わせて見る
通算本数が同じでも、打数や出場試合数が違えば、本塁打を打つ頻度は異なります。本塁打率を使うと、打者の長打力を別の角度から比較できます。ただし、打席数ではなく打数を使うため、四球の多さなどは直接反映されません。出塁率や長打率なども合わせて見るのが適切です。
3.リーグと集計条件をそろえる
MLB通算、日米通算、ポストシーズンを含む通算は、それぞれ異なる数字です。比較対象の条件がそろっていなければ、ランキングの順位も正しく理解できません。特に大谷、松井、イチローを比較する場合は、どのリーグで記録した本塁打なのかを最初に確認することが大切です。
こうした基準で見ると、ボンズの762本が歴代最多であること、大谷が日本人選手のMLB通算最多記録を更新していること、そして松井とイチローが本塁打以外の指標でも大きな実績を残したことを、それぞれ異なる観点から評価できます。
【通算本塁打メジャー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メジャー通算本塁打の歴代最多記録は何本ですか?
A1:2026年10月24日時点で、歴代最多記録はバリー・ボンズの762本です。2位はハンク・アーロンの755本、3位はベーブ・ルースの714本です。
Q2:大谷翔平のメジャー通算本塁打数は何本ですか?
A2:2026年レギュラーシーズン終了時点で310本です。2024年4月に松井秀喜の175本を抜き、日本人選手のMLB通算本塁打単独最多記録を更新しました。
Q3:松井秀喜とイチローのメジャー通算本塁打数は?
A3:松井秀喜は175本、イチローは117本です。いずれもMLBのレギュラーシーズンで記録した本塁打数で、日本時代の成績は含まれていません。
Q4:500本塁打クラブには何人が所属していますか?
A4:2026年時点で28人です。最初の達成者は1929年に500本に到達したベーブ・ルースで、最後に加わったのは2021年のミゲル・カブレラです。
Q5:MLB通算本塁打と日米通算本塁打は何が違いますか?
A5:MLB通算はメジャーでの本塁打だけを数え、日米通算は日本のプロ野球とMLBの成績を合算します。異なるリーグの数字を比較する場合は、集計条件を確認する必要があります。
まとめ:2026年の最新記録と今後の注目ポイント
メジャー通算本塁打の歴代最多記録は、バリー・ボンズの762本です。ハンク・アーロンの755本、ベーブ・ルースの714本、アルバート・プホルスの703本が続き、500本塁打クラブには歴史的な強打者28人が名を連ねています。
日本人選手では、大谷翔平が2026年シーズン終了時点で310本を記録し、MLB通算本塁打ランキングで日本人トップに立っています。松井秀喜の175本、イチローの117本と比べると、大谷の本塁打を生み出す頻度の高さも際立ちます。
ただし、選手を評価する際は、通算本数だけでなく、本塁打率、打数、キャリアの長さ、そして日米通算とMLB通算の違いも確認することが欠かせません。今後の大谷の本塁打数がどこまで伸びるのか、歴代500本塁打クラブに新たな選手が加わるのか。公式記録の更新を追うことで、メジャーリーグの歴史と現役選手の現在地を、より正確に把握できます。 (出典: 通算 本塁打 メジャー(Yahoo!ニュース))