2026年のプロ野球では、9月28日から各球団の戦力外通告が始まり、10月下旬に入っても選手の契約動向が続いている。10月24日時点では、広島東洋カープの追加発表や千葉ロッテマリーンズの新たな対象選手など、12球団の来季編成に関わる動きが相次いでいる。戦力外通告を受けた選手の中には、他球団での現役続行を目指す選手、育成契約による再出発を検討する選手、引退を決断する選手がいる。
2026年の第1次戦力外通告期間は9月28日から10月9日まで。第2次期間はクライマックスシリーズ(CS)の全日程終了翌日から10月30日までとなっている。さらに、11月17日には日本プロ野球選手会が主催する「エイブル トライアウト2026」がバンテリンドーム ナゴヤで開催される予定だ。12球団の発表選手一覧から、戦力外通告と自由契約・現役引退の違い、育成再契約、移籍の可能性、今後の進路までを整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の最新動向:10月24日時点の12球団の戦力外通告選手と、追加発表された選手を球団別に整理。
- 通告期間と制度:第1次は9月28日〜10月9日、第2次はCS全日程終了翌日〜10月30日。戦力外通告・自由契約・現役引退はそれぞれ意味が異なる。
- 次の進路:育成再契約、他球団への移籍、独立リーグへの挑戦、現役引退などがあり、11月17日の合同トライアウトも選択肢の一つとなる。
【2026年最新】プロ野球12球団の戦力外通告選手一覧
2026年10月24日時点で公表された戦力外通告選手を、12球団別にまとめた。球団の公式発表や、10月24日更新のベースボールチャンネルなどの報道を基にした一覧で、育成選手も含んでいる。なお、戦力外通告後に育成契約を打診された選手や、退団・自由契約など別の区分で報じられた選手もいるため、通告時点の情報とその後の進路は分けて確認したい。
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
酒居知史、日當直喜、林優樹、今野龍太、松田啄磨、前田銀治、伊藤光。
【東京ヤクルトスワローズ】
沼田翔平、田口麗斗、青柳晃洋、長谷川宙輝、山野辺翔、根岸辰昇。
【中日ドラゴンズ】
福敬登、三浦瑞樹、土生翔太、尾田剛樹、川上理偉、津田啓史、辻本倫太郎、ブライト健太、知野直人。
【横浜DeNAベイスターズ】
小園健太、藤浪晋太郎、佐々木千隼、中川颯、堀岡隼人、井上絢登、松本隆之介、近藤大雅、小笠原蒼、西巻賢二、大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介。
【阪神タイガース】
松原快、伊藤稜、アンソニー・マルティネス、戸井零士、ジーン・アルナエス、スタンリー・コンスエグラ、島田海吏、豊田寛、長坂拳弥。
【読売ジャイアンツ】
板東湧梧、富田龍、松井颯、石田隼都、吉村優聖歩、森本哲星、フランシス・グズマン、山田龍聖、喜多隆介、郡拓也、北村流音、田上優弥、岡田悠希。萩尾匡也についても、育成契約の打診に関する報道が出ている。
【広島東洋カープ】
矢野雅哉、小園海斗、前川誠太、田村俊介、ケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日髙暖己、辻大雅、中村貴浩。
【埼玉西武ライオンズ】
シンクレア、奥村光一。
【千葉ロッテマリーンズ】
一條力真、本前郁也、永島田輝斗、勝又琉偉、髙野光海、東妻勇輔、菊地吏玖、石垣勝海、森遼大朗、早坂響。
【オリックス・バファローズ】
阿部翔太、頓宮裕真、寿賀弘都、芦田丈飛、村上喬一朗、香月一也。
【福岡ソフトバンクホークス】
大江竜聖、長谷川威展、ハモンド、桑原秀侍。
【北海道日本ハムファイターズ】
松岡洸希、梅林優貴、明瀬諒介、藤田大清、山口アタル。
広島は10月24日にケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日髙暖己、辻大雅、中村貴浩の6選手が新たに一覧に加わった。ロッテでも森遼大朗、早坂響の名前が同日に追加されている。戦力外通告の第2次期間は10月30日まで続くため、上記はシーズン終了時点の確定名簿ではなく、発表済みの対象選手をまとめたものだ。
また、北海道日本ハムの福谷浩司は退団として報じられているほか、オリックスのL・ペルドモ、ヤクルトのL・セデーニョなどは自由契約選手として公示されている。こうした退団・自由契約は、戦力外通告と関連する場合があっても同一の区分ではない。
【2026年の日程】第1次・第2次戦力外通告の期限はいつまで?
戦力外通告には、球団が選手に来季の契約を結ばない意向を伝える期間が設けられている。2026年はファーム・リーグのレギュラーシーズン終了を受け、9月28日に第1次期間が始まった。第2次期間はCSの全日程終了後に始まり、10月30日が期限となる。
| 区分・日程 | 2026年の日付 | 内容 |
|---|---|---|
| 第1次通告開始 | 9月28日 | ファーム・リーグのレギュラーシーズン終了翌日から開始 |
| 第1次通告の原則期限 | 10月9日 | CSファーストステージ開幕前日まで |
| 第1次通告の例外 | 該当球団のCS敗退後 | ファーストステージ敗退球団は、敗退翌日まで。移動日を伴う場合は翌々日まで |
| 第2次通告開始 | CS全日程終了翌日 | CS終了後に設けられる第2次の通告期間 |
| 第2次通告期限 | 10月30日 | 全球団共通の期限 |
| 12球団合同トライアウト | 11月17日(火) | バンテリンドーム ナゴヤで開催予定 |
第1次期間は、原則としてCSファーストステージが始まる前日の10月9日まで。ただし、ファーストステージで敗退した球団には例外があり、敗退後にも通告できる期間が設けられている。
第2次期間はCSの全日程終了翌日から10月30日まで。シーズンの終盤にチーム編成を判断する球団にとって、来季の契約方針を選手に伝える最後の機会となる。なお、通告期限は球団が契約を結ばない意向を伝える期限であり、すべての選手の進路や移籍先がその日に決まるわけではない。
この時期は、日本シリーズやドラフト会議の動向と並行して、球団の補強方針や選手の契約状況が注目される。第2次通告の期限を過ぎても、自由契約の公示、育成契約の交渉、現役引退の発表などが続くことがあるため、各球団の発表を継続して確認する必要がある。
【混同注意】戦力外通告・自由契約・現役引退の違い
プロ野球のニュースでは「戦力外」「自由契約」「退団」「現役引退」という言葉が並んで使われる。しかし、それぞれが指す内容は異なる。選手の進路を正確に理解するには、球団が契約しない意向を伝えた段階なのか、契約上の状態が変わったのか、本人が競技生活を終えると決断したのかを区別することが大切だ。
戦力外通告は、球団が選手に来季以降の契約を結ばない意向を伝えることを指す一般的な表現だ。球団の構想から外れたことを意味するが、それだけで選手が引退するわけではない。他球団との契約を目指す選手もいれば、元の球団から育成契約を打診される選手もいる。
自由契約は、契約が解除されるなどして、NPBの自由契約選手として公示された状態を指す。日本野球機構(NPB)の野球協約第58条では、自由契約選手として公示された後、いずれの球団とも選手契約を締結できる旨が定められている。自由契約は、他球団との契約に向けて動くうえで重要な手続きとなる。
一方、現役引退は、選手がプロ野球選手としての競技生活を終える決断だ。戦力外通告を受けた後に引退を選ぶケースもあれば、契約が続いている段階で引退を発表するケースもある。戦力外通告と現役引退は同じ意味ではない。
さらに、退団は球団を離れることを広く指す言葉で、戦力外通告、自由契約、移籍、引退など、さまざまな経緯を含む。報道で「退団」と書かれているだけでは、戦力外通告を受けたのか、契約満了なのか、本人が別の進路を選んだのかまでは判断できない。
NPBの公式公示と球団の発表を照らし合わせると、戦力外通告の対象選手一覧と自由契約選手一覧が必ずしも一致しない理由が分かる。例えば外国人選手の契約解除や、球団が保有権を放棄したケースなどは、一般的な戦力外通告とは別の形で公示される場合がある。
【なぜ通告される?】戦力外通告を受ける理由と経緯
戦力外通告の理由は、単純に「成績が悪かったから」とは限らない。プロ野球の球団は、1軍での成績だけでなく、選手の年齢、将来性、故障からの回復状況、守備位置ごとの人数、若手の育成状況、翌シーズンの補強計画などを総合的に判断して編成を進める。
たとえば、同じポジションに若手選手が複数成長してきた場合、一定の実績がある選手でも出場機会が減る可能性がある。投手であれば、球速や変化球の質に加えて、登板間隔、先発・救援の適性、故障歴なども評価に関わる。野手の場合も、打撃成績だけでなく、守備力、走塁、複数ポジションへの対応力などが判断材料になる。
また、育成選手と支配下選手では、球団内での登録区分や契約条件が異なる。育成選手として契約を継続するのか、支配下登録を目指すのか、他球団への移籍を検討するのかによっても、通告後の選択肢は変わってくる。
通告を受けた選手の中には、ドラフト上位指名を受けた選手や、1軍での出場経験が豊富な選手もいる。過去の実績があることと、翌シーズンの契約が保証されることは別問題だ。球団が求める役割と、選手が提供できる戦力が合致するかどうかが、契約判断の一つの分岐点となる。
2026年の一覧でも、支配下選手と育成選手の双方が対象となっている。これは、戦力外通告が1軍での成績だけを基準に行われるものではなく、球団全体の選手構成を見直す過程で行われていることを示している。
ただし、通告を受けたという事実だけから、個々の選手の能力や努力を評価することはできない。選手が置かれていた状況や球団の編成事情はそれぞれ異なり、外部から確認できる成績だけでは判断の全容が分からない場合もある。
【戦力外後の進路】育成再契約・移籍・合同トライアウト2026
戦力外通告を受けた選手の進路は一つではない。現役続行を希望する場合、他球団との契約を目指す、元の球団と育成契約を結ぶ、合同トライアウトに参加する、独立リーグや海外などでプレーを続けるといった選択肢がある。一方、競技生活に区切りをつけ、指導者や球団スタッフなど別の道へ進む選手もいる。
育成契約での再契約は、戦力外通告後の進路として注目される選択肢の一つだ。球団が支配下契約を継続しない一方で、育成選手としての契約を打診する場合がある。選手がその条件を受け入れれば、元の球団でプレーを続けながら支配下登録を目指す道が開かれる。ただし、再契約は自動的に決まるものではなく、契約条件や本人の意向によって判断が分かれる。
2026年の報道では、DeNAの大貫晋一、橋本達弥、益子京右、東妻純平、濱将乃介らに育成再契約の打診が伝えられている。また、楽天の酒居知史、林優樹にも育成契約の打診が報じられた。こうしたケースでは、支配下契約の終了と、選手としての活動の終了を同一視しないことが重要だ。
他球団への移籍を目指す選手にとっては、合同トライアウトもアピールの場となる。トライアウトでは実戦形式のプレーを通して、打撃、投球、守備などを披露し、獲得を検討する球団に自身の状態を示すことができる。ただし、参加すれば必ず契約が決まるわけではない。球団によっては、トライアウト以前から選手の映像や成績、故障歴などを調査している場合もある。
2026年の12球団合同トライアウトは、11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定。日本プロ野球選手会が主催し、公式名称は「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」となっている。
選手会のファントモ特設ページでは、15時開場、16時ごろにシートノック、16時30分ごろにシート打撃を開始する予定と案内されている。進行時間は前後する可能性があるため、観戦を予定している場合は開催前に公式案内を確認したい。なお、2026年は予備日を設けない開催予定となっている。
日本プロ野球選手会は、トライアウトを現役続行を目指す選手のアピールの場として位置づけるとともに、プロ野球を離れた後のキャリア選択を支援する取り組みとしても説明している。プロ復帰だけでなく、競技生活の先を考える機会としての意味もある。
【退団・自由契約・引退】最新動向を見るときの注意点
2026年のプロ野球では、戦力外通告の一覧だけでなく、現役引退や自由契約、退団に関する発表も続いている。これらの情報を一つの「戦力外リスト」にまとめると、契約上の立場や本人の決断が混同されやすい。
例えば、NPBが公示する自由契約選手には、オリックスのL・ペルドモ、ヤクルトのL・セデーニョなどが含まれている。外国人選手の契約解除や保有権の放棄なども自由契約として扱われるため、日本人選手への戦力外通告と同じ経緯とは限らない。
また、2026年は阪神の西勇輝、岩貞祐太、ソフトバンクの中村晃、楽天の田中和基、辛島航、オリックスの平野佳寿、西野真弘、山田修義など、現役引退を発表した選手も報じられている。引退の発表時期や経緯は選手ごとに異なり、戦力外通告の一覧とは分けて確認する必要がある。
戦力外通告後の進路を追う際は、少なくとも次の3点を確認したい。第一に、球団が発表した内容が「来季契約を結ばない旨の通告」なのか「自由契約」なのか。第二に、育成契約の打診や再契約が報じられているか。第三に、本人が現役続行を希望しているのか、引退を発表したのか、今後の進路を検討中なのかという点だ。
発表直後には「現役続行を希望」と報じられていた選手が、後日、引退や育成契約を選ぶこともある。反対に、通告を受けた段階では進路が未定でも、トライアウトや他球団との交渉を経て新天地が決まる可能性もある。選手の状況を把握するには、最初の報道だけで判断せず、その後の発表を追うことが大切だ。
戦力外通告を受けた選手の歩みを伝える番組としては、TBSの「プロ野球戦力外通告」も知られている。選手や家族が次の進路を模索する姿に密着するヒューマンドキュメンタリーで、トライアウトや移籍を目指す過程が取り上げられてきた。ただし、番組で描かれるのは個々の選手の事例であり、すべての選手が同じ道をたどるわけではない。2026年版の放送日や出演者については、TBSの公式発表を確認したい。
【プロの結論】戦力外通告は現役生活の終わりを意味しない
2026年の戦力外通告を読み解くうえで押さえたいのは、球団から来季契約を結ばないと伝えられたことと、プロ野球選手としてのキャリアが終わることは同じではない、という点だ。
支配下契約から育成契約への移行、他球団との交渉、合同トライアウト、独立リーグへの挑戦など、選手には複数の進路が残されている。一方、引退を決断した選手にとっては、現役生活を振り返りながら次の仕事や生活に向けて準備する時期となる。
ファンが選手の今後を追う場合は、話題性の高い選手だけでなく、球団の公式発表やNPBの自由契約公示、選手会のトライアウト情報にも目を向けたい。契約の区分を正しく理解すれば、戦力外通告という一つのニュースから、選手の次の挑戦まで見通しやすくなる。
【野球戦力外通告】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のプロ野球の戦力外通告はいつまで?
A1:第1次期間は9月28日から10月9日まで、第2次期間はCS全日程終了翌日から10月30日までです。第1次期間には、CSファーストステージで敗退した球団に対する例外的な期限があります。
Q2:戦力外通告を受けた選手は必ず引退する?
A2:必ずしも引退するわけではありません。他球団との契約を目指す、育成契約で再契約する、合同トライアウトに参加する、独立リーグなどで現役を続けるといった選択肢があります。引退するかどうかは、選手本人の決断やその後の交渉によって変わります。
Q3:12球団合同トライアウト2026はいつ、どこで開催される?
A3:2026年11月17日(火)、バンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。イベント案内では15時開場、16時ごろにシートノック、16時30分ごろにシート打撃を開始する予定となっています。時間は変更される可能性があるため、開催前に日本プロ野球選手会の公式案内を確認してください。
まとめ:2026年の戦力外通告と今後の動向を見極めるポイント
2026年10月24日時点では、12球団で戦力外通告の発表が続いており、第2次通告の期限は10月30日までとなっている。11月17日には「エイブル トライアウト2026」が開催予定で、現役続行を目指す選手にとって次の挑戦の場となる。
戦力外通告、自由契約、退団、現役引退は、それぞれ意味が異なる。通告後に育成契約を打診される選手もいれば、他球団との契約を目指す選手、引退を決断する選手もいる。選手の進路を正確に把握するには、球団の公式発表、NPBの公示、日本プロ野球選手会の案内、信頼できる報道を照らし合わせることが重要だ。
戦力外通告は、選手にとって大きな転機である一方、必ずしも野球人生の終わりを意味しない。2026年の対象選手一覧を確認するときも、通告された事実だけで結論を出さず、育成再契約や移籍、トライアウト、引退後の進路まで含めて、その後の動向を追っていきたい。
主な確認資料:日本野球機構の自由契約選手公示、各球団の契約発表、2026年10月24日更新のプロ野球選手動向一覧、日本プロ野球選手会の「エイブル トライアウト2026」開催案内、TBSテレビの番組情報。 (出典: 野球 戦力 外 通告(Yahoo!ニュース))